- 家族葬
- 家族葬(ファミリー葬)とは、家族やごく親しい友人を呼んで執り行なう葬式です。家族を中心とした限られた人たちだけが葬式に参列するので、参列客の数は20~50人程度です。家族葬の特徴としては、少人数で行なうため準備にそれほど手間がかからず、当日も参列者への挨拶や対応で慌ただしくしないで済むことが挙げられます。葬祭費用に関しては、家族葬より一般葬のほうが高くなる場合がほとんどですが、参列者から頂くお香典の総額は一般葬のほうが高くなる場合が多いため、それぞれのお葬式によって遺族の葬儀費用の負担は異なります。
- 一般葬
- 一般葬とは、その名の通り一般的に行われるお葬式の形態です。家族やごく親しい友人・知人だけでなく、故人と関わりのあった会社関係者やごく親しいと言わないまでも生前お世話になった知人なども招いて執り行なわれるので、参列者の人数は40人~150人と故人によってかなり幅広い人数が弔問にお越しになります。そのため、大勢で故人のお見送りをすることができるのが特徴のひとつです。また、葬儀費用も家族葬より高くなりますが、参列者の人数が家族葬よりも多くなる分、頂くお香典の総額も多くなるので、遺族分の葬祭費用が高くつくか否かはそれぞれのお葬式によって異なります。
- 自宅葬
- 自宅葬とは、その名の通り自宅で執り行なうお葬式の種類です。自宅でもある程度広い部屋を葬儀会場にすることが多く、リビングや広間などに「祭壇、供花、供物」などを飾り、お棺を設置するのが一般的です。受付は、大きな家であれば葬儀会場の外に設置することもありますが、10人~20程度の身内だけで自宅葬を執り行なうときには、会場の入り口側などで喪主や親族が参列者への対応をすることが一般的です。故人との最期のお別れは住み慣れた自宅で執り行ないたいという方や、家族だけが葬儀に参列するので斎場をわざわざ借りる必要がないという方などには、自宅葬が選ばれています。
- 直葬(火葬)
- 直葬(火葬)とは、火葬のみで故人をお見送りするお葬式の形態です。火葬の前に僧侶や神父などの宗教者をお呼びして、ちょっとした宗教的儀式(読経やお祈りなど)を行うこともありますが、基本的には火葬だけで故人をお見送りします。直葬(火葬)の場合、お葬式にかかる費用の相場は30万円~50万円ほどです。そのため、数十万円という高額なお葬式代を出すのが難しい場合には、直葬(火葬)を選ぶことでお葬式費用やお布施にかかる費用をできるだけ抑えることができます。ただし、通常のお葬式とは形態が異なるため、不満を抱かれないように、故人の親族や親しかった知人など周囲の理解をあらかじめとっておく必要があることもあります。
有限会社山口商事/家族葬、一般葬、自宅葬、直葬(火葬)